Gigazine(2011/11/08)
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価格.comリサーチの調査によると、1年前と比べてゲームをプレイする時間が増えた人は17%だったのに対して、プレイ時間が減ったと回答したのは35.9%。また、購入予定のゲーム機としては12月17日発売の「PS Vita」を挙げた人が15.6%でしたが、最多回答は「購入予定がない」の53.3%でした。これは明らかにゲーム離れの傾向を表したもので、業界からすると冷や汗ものの結果となっています。
調査は価格.comIDの登録ユーザー7927人を対象に行われました。その内訳は男性が89.4%、女性が10.6%です。
ゲームが遊べる端末として、最も多く回答を集めたのは「パソコン」で74.1%。次に携帯電話(52.2%)が続き、ゲーム機としてはニンテンドーDS(48.7%)、PS2(41.6%)、Wii(36.2%)の順となり、ゲーム機を持っていないという人も8.5%いました。(複数回答可)
「この半年間でもっとも遊んでいる端末」となると若干順位が入れ替わり、1位はパソコン(22.5%)、2位がPS3(13.6%)、3位がスマートフォン(9.8%)となりました。PS3以外の全てのゲーム機はスマートフォンよりも優先度が下がっており、「どれもまったく使っていない」という人が12.4%でした。
そして、「1年前と比べたゲームのプレイ時間」については、「とても増えた(4.7%)」「やや増えた(12.3%)」のように増加傾向と回答した人が合計17%いたのに対し、「やや減った(15.5%)」「とても減った(20.4%)」が合計35.9%で、プレイ時間は全体的に減っている傾向を示しています。さらには「ゲームをまったくしなくなった」という人も7.5%現れています。
では、なぜプレイ時間が減ったのでしょうか。その1位は「忙しくなってゲームをする暇がなくなった」で、59.5%の回答を集めました(複数回答可)。「おもしろいゲームソフトが減った」が32.3%、「ほかに趣味ができた」が24%で続いており、ゲームをする時間があるのなら他のことを優先するという変化が見られます。
最後の質問は「購入を予定しているゲーム機」(複数回答)。まもなくクリスマスから年末商戦ということで、ゲーム業界も力を入れなければならない時期です。特にソニーは12月17日に「PlayStation Vita」の発売を控えており、ユーザーの動向が気になっているはず。回答を見てみると、Vitaは15.6%が購入予定と回答し、ゲーム機のトップでした。Vitaの次には15%でPS3が入っており、ソニーにとってはほくほくの結果に見えます。しかし、アンケートで最多回答だったのは「ゲーム用機器を買う予定はない」の53.3%でした。
遊ぶ時間がないからゲームをしない、というのは個人個人の問題なので解消しようがありませんが、「面白いゲームが減った」という回答が32.3%もあったというのは憂慮すべき数字です。面白いゲームがなければゲームをする時間は当然減り、新たにゲーム機を買おうという気にもなりません。スマートフォンもライバルとして立ちはだかってくる中で、コンシューマーゲームは今後どの方向へ進んでいくのか、非常に心配です。
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(リンク先ではグラフ化されていますので、詳しいことを知りたい方はリンク先を確認してください)
…あ、そういえばここ数年、新しいコンシューマーハードって買ってない。
最後に買ったのはたぶん、初代DSだから、もう相当前です。
据置型に至っては、最後に購入したのって、もしかしてプレステ2か?(汗
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